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2009.01.17 (Sat)

■雨夜の星_02

■ふたりが互いに嵌るまで
※無理矢理エロ系、死にネタにつき取り扱い注意

More・・・


その後、既に社会人生活をおくっている蓮の多忙さは、
彼と少女にすれ違いの生活を余儀なくさせた。

それは、キョーコをひどく安心させた。

そうして、少女がようやく自分の身に起きた出来事の衝撃から
うっすらと立ち直りかけようとした頃に、
まるでそれを見計らったかのように、“それ” が届いた。

(なんだろう……?)

少女は、自分のパソコンのデスクトップに見覚えのないフォルダが置かれているのに気づいた。
あやしみながら、日付が表記されたフォルダを開けてみると、
時間帯の名前がついた動画のファイルが格納されている。

readmeファイルを開けてみると、

『 同梱ファイルをネット上にアップされたくなければ、今夜、部屋へ 』

と…あった。

それで、キョーコの心臓がギクリと跳ねた。

震える手で、ひとつの動画ファイルを開けて見、少女は思わずかたく目を閉じた。
ファイルの中で、信じられないほど淫らにのたうっているのは、間違いなく自分だ。
『それ』 は、まさしく『あの日』の記録…そのままだった。

( いつのまに、こんな……)

定点のカメラは、あらかじめ部屋に仕掛けられていたものなのだろう。
高感度のレンズを使用しているのか、表情までが鮮明に分かった。

キョーコは泣きたくなった。

部屋に、呼ばれた。
何をされるのかは、火を見るよりもあきらかな…。
けれど、行かなければ、これを……ネットに流す、という。

そんなことが。

そんなことを、本気で…。

キョーコは、無意識にredameをスクロールさせた。最終行にぽつりとURLが記載されている。
半ば呆然としたまま、それを開くと…。

顔と局部はトリミングされているものの、少女の卑猥な姿をトップページにしたサイトがひらいた。

『本日午前0時に、この画像の元動画をアップします!モザイクも隠しもなしだから、見にきてね』

嫌がらせそのものの、赤いポップな字が、煽情的に反転している。
カウンターが、くるくると回っていた。

( ―――――ひどい )

キョーコの目に、絶望と怒りが灯った。

( ひどい、………ひどい )

顔がわからなくても、隠されていても。
それは、まごうことなく自分の、あられもない姿で。
それが、こんなふうに見えない相手たちにむざんに晒されて。

キョーコは、駆け出していた。

階段を上がり、突き当たりの角を曲がって、従兄弟の部屋の大きなドアの前に佇む。
一瞬の逡巡ののちに、少女はドアをあけた。
頭に血がのぼった状態で踏み込むと、黒檀の机に浅く腰をかけ、悪魔が本を読んでいた。

「………ノックくらいするものだよ」

分厚い本をめくりながら、ちらりとキョーコに視線を投げてよこす。
キョーコはものも言わずに蓮に歩み寄り、涙をいっぱいに溜めた目で、その頬を思い切り叩いた。

「 なぜですか…っ 」

なぜ、なぜ、なぜ。
自分がどうして、そんなにも、あなたに。
こんなふうに扱われるほど。

嫌われて―――――?

蓮は、乱れた前髪をつとはらうと、嘲笑をはらんだ顔をして、キョーコを睨みつけた。
少女が思わずひるんでしまうくらいに、強い視線。
口元だけが、笑みの形に綻んでいるのがいっそうの恐怖を誘う。

( ちがう、これは )

嫌う程度の感情ではない…と、キョーコは悟った。
蓮の手が、やさしくキョーコの首を撫で……掴んで、締め上げる。

憎しみと憤怒。

キョーコは、首に容赦なく食い込んでくるしなやかな指に手をかけ、爪を立てた。

こわい。

この人は、今まで自分が知っていたどんな人とも違う。
何かを逸脱している。

少女の唇がひらき、可憐な舌がのぞいた。

「 なぜなのかを聞く権利などおまえにはないんだ 」

蓮は、やさしく囁くようにキョーコに話し掛けた。
黒い瞳が覗き込むように…どこか熱くキョーコをとらえる。
凄味のある美貌が微笑むと、少女の中のなにかがそれに呼応して震えた。
無垢な少女には知る由もない…それは、被虐の昏い欲望だった。
蓮の中の激しい嗜虐心に、キョーコの中に僅かに芽生えた被虐の血が応えようとしている。
圧倒的な快楽を覚えこまされた…一夜の弊害。
キョーコを絡めとる、蜘蛛の糸のように、蓮がじわりと少女を抱き寄せる。

「 おまえをどう扱おうが俺の勝手だ。やりたいようにやる。覚えておけ、おまえは俺の…―――――…だからな 」

びくり、と、少女が体をふるわせた。
聞き取れなかった潜めた声の囁きに、体に走った甘い衝撃が信じられなくて。

( いや )

キョーコは、蓮の手が緩んだ隙をついて、その手を振り解き、ドアに向かった。
激甚たる恐怖が少女を襲った。
目の前の男に対するものと、自分の中でざわめくもの。
両方が、少女を苛んだ。

何かに駆り立てられるように、もつれる足で逃げる。
ドアで肩越しに振り返ると、蓮は余裕のある足取りで少女の後を追ってきた。

キョーコはかすれた声をあげて、本気で駆け出した。


***


その、少し前…。
蓮は、部屋でひっそりと待った。
仕掛けた罠の成果を確信して、知らず残酷な笑みが浮かぶ。
積年の怨み、憎しみを、おもうさまぶつける相手を得て、彼は悪魔のように機嫌を良くしていた。

ふと、指に目を落とす。 少女の…男を知らない秘所に埋め込んだ、2本の。
少女のからだがこの指をどんなふうに濡らし、締め付け、絡みつき、吸い上げたかを思い出すたび、
情欲に目が潤んだ。
飲み込ませた指がおのれのペニスであったなら、それはいかほどの快楽であったかと、
考えただけで頭の芯が熱くブレる。
犯してしまってもかまうことはない…。
あの場で、彼がそれをしなかったのは、彼だけが知る秘密が、その行為に対して
わずかな生理的嫌悪感を抱かせたためだった。
彼の内部には、その青臭い躊躇いをも、皮肉に嘲笑う自分がいる。
なにをいまさら…という。

言葉で散々に嬲ったが、実際少女のようすはいちいち蓮の心に適っていた。
思わぬ快感に戸惑い、自分の肉体に裏切られ、泣き咽んで…それでも官能を貪った、
華奢なからだ。
大きな目からこぼれる涙。すべらかなほほを濡らして…泣きはらす可憐なかお。
もっと、いじめたい。 もっと、泣かせて…もっと、喘がせて、イカせて―――――色情狂にしたてあげよう。
俺なしではいられないようにして、ぼろぼろにして、捨てるのだ。
滅茶苦茶にしてやりたい。あれを、そうしていい権利は俺にあるのだから。

かたり、と気配がした。
そして…蓮はゆっくりと笑った。


***


狂気が蟠って体中に絡みつくような夜の闇の中を、キョーコが逃げる。
もつれるようなおぼつかない足取りで、階段を降りて。
背後の影をふりきるように、
あれにつかまってはいけない、あれにつかまってはいけない。
少女の中で、激しく危険信号が明滅していた。
何も考えられない。

( こわい、 おかあさん ―――――――――― )

突き当たりまでひたすらに駆け下りて、キョーコは愕然とした。
地下1階にあたる、その踊り場は行き止まりだった。
おいつめられた恐怖に頬を引きつらせて、周囲を見渡すと、暗がりに差し込む月光が目に入った。
明かり取りの窓。

少し遅れて、地下に降り立った蓮は、開いた窓を見上げて、嗤った。
軽い身のこなしで外に出、少女の後姿を認める。
獲物を追う、というのがこれほど楽しいとは思わなかった。

ざあっと、夜風に梢がなびく。

「……痛っ…」

小枝がキョーコの素足を傷つけ、少女はその場に蹲った。
白い足にいくつもの引掻き傷が出来ていた。
大きな目に涙がにじむ。

(―――――どうして……? )

理不尽への怒りは恐怖により失せていて、いまはひたすら悲しかった。
よろよろと立ち上がり、頬をつたう涙を拭う。

なおも逃げようとした時…眼前に黒い影が立ち塞がった。
声にならない短い悲鳴が喉の奥に飲み込まれる。

黒い影は、キョーコの腕をとって、引き寄せた。

「 いや………っ 」

ふりほどこうと足掻くと、腕を強い力でねじり上げられ、キョーコは泣いた。

「 部屋に戻るよ…?」

低く甘い声がいっそうの恐怖を誘った。

「 ……いや、いやです……お部屋は、イヤ…―――――」

ふっと蓮の目が伏せられた。
腕の中ですすり泣く少女の重さに、いつかの痴態が生々しく思い出されて…。
彼は自分が勃起していることに気付いた。

「 部屋は、いや…? 」

言うと、キョーコは目を閉じたまま涙を溢れさせた可愛い顔で、こくこくとうなづいた。

「 そう…… 」

それは、恐ろしいほどの誘惑だった。
体の中心に集まった熱が、彼に “それをしろ” と急き立てる。

彼が、一線をこえなかったのには理由があった……のだが。

( ……いいではないか、どうせ、畜生の類…… )

蓮は、自嘲した。
弱々しくあがく少女の体を抱きすくめ、その小さな顔を覗き込む。
その目は情欲にぬめって底光りしていた。

「 じゃあ、今日は……ここで遊ぼう 」

いいざま、頤を取って唇を吸う。
キョーコは驚愕し、目をみひらいた。
初めて触れる、男性の欲望………。
本能的な、激甚たる恐怖に、少女の体が竦んだ。

「 犯させろ 」

耳朶に噛みつかんばかりに唇をおしつけられ、熱い息で囁かれた。
蓮の大きな体がかぶさってくる重みに、少女は喘いだ。

( や……――――― !!! )

キョーコはちからいっぱい蓮のからだをおしのけようとあがいた。

「 蓮さ… やだ、いや……やめてくださ…――――― 」

「 誘ったのはおまえだよ 」

( ちがう  ちがう …――――― )

蓮は、キョーコを地面に押し倒し、馬乗りになったまま自らの前をくつろげた。
屹立したものをつかみ出し、少女の髪を引き摺りあげ、口での奉仕を強要する。
キョーコはその意味するところが理解できず、ただはじめて目の当たりにする
男性の生々しい欲望にただ怯えた。

「 咥えろ 」

くちびるをひらかせて…小さな口腔に、捻り込む。
キョーコは、蓮のそれを頬張り、咥えかねて、むせた。

蓮は少女のその様子をうっとりと眺めた。

「 歯をたてるな 」

手の甲でかるく頬を叩く。
少女の髪を掴んで、前後左右に振りながら喉の奥まできつく犯して―――――。
少女はきつく眉根をよせて、時にえづきながらそれに耐えた。

「 これも、上手くなるんだよ? 」

ねっとりと絡みつくような声で囁かれて、キョーコは絶望した。
縋るように見上げた先には、いつかの夜の、あの、やさしい大きな影の面影はなかった。
いたわりに満ちた仕種もなにもかも……。

( 嘘だったんだ……… )

ここにいたって、ようやくキョーコはそれを認識した。
自らを襲う喪失感に、自分で驚く。
頬を濡らす涙は、肉体的な苦痛よりもその心の痛みからくるようだった。
どうしようもなく淫靡で残酷な美貌の人は、キョーコの口内を存分に犯してから、
その小さな唇から自分を引き抜いた。
たっぷりとした唾液が糸をひく。

息も絶え絶えにくずおれた少女を仰向かせ、
よわよわしく抵抗するのに軽く頬を打ってから、シャツを引き裂き、下着を剥ぎ取る。
どこか朦朧とした無残な姿を眺めて、彼は自分がひどく興奮していることに気付いた。
少女の、月光の下に晒された半裸の姿はどうしようもなくいかがわしかった。
足をひきずりあげ、秘所が性的な反射でしっとり潤っているのを確かめてから、指でまさぐる。
細腰がふるえた。

「 舐めて、咥えただけで、もうこんなふうになっちゃうんだね… 」

蓮は、笑いながら少女の足を肩に抱えあげると、おのれのものを掴んでキョーコの秘所にすり付けた。
逃げる細腰を押さえつけ、感触を楽しむように繰り返す。キョーコが甘く淫らに跳ねた声を漏らした。

「……あれから…自分で慰めたりした?」

耳元で囁く。キョーコはかぶりをふった。

「……うそつき」

何もかもを見通したように嗤った男は、粘液のこすれあう音をたてて少女を苛み、
ゆっくりとした淫らな仕種で男を知らないキョーコの中に、おのれをねじり込んだ。

「 は…――――― あ…っ 」

びくり、とキョーコがのけぞる。

( ―――――――――― )

同時に、蓮の眉が僅かにひそめられた。

深く繋がった瞬間、キョーコは大きく目を見開いて、あきらかに快感の甘い声をあげた。
そしてまた蓮も、思わず喘いでしまいそうな激甚たる官能に戸惑った。

( なん……だ…―――――?)

このからだは。

彼は、ゆっくりとおのれを引きずり出し、味わうように再び小刻みに挿入した。
蓮の唇が快感にわなないた。息が、熱い。

「 ひ… あ …――――― や…、 やぁっ………――――― 」

少女が、自分と全く同じ快感に苛まれている事はひとめでわかった。
絡みつき、吸い付き、淫らに蠢いて…。搾り尽くすように収縮し、蓮を苛む…肢体。

「 あ ……… 」

蓮はあわてて身をひいた。
とたんにキョーコは甘い悲鳴を上げた。

( なんだ、この体は… )

蓮の目が泳ぐ。
蓮の腰をふるわせると、少女はひい、と、喘ぎ声をあげて腰を振った。
くるしくてならないかのように、快感が過ぎて…―――――狂ってしまったかのように。

互いの体が互いに誂えたかのように、なにもかもがしっくりとはまりあう。

はじめてのはずの少女のからだが、成熟した女性のように、あられもなく蓮を貪った。

「れん、さん…――――― いやあ 」

少女は快楽と混乱と恐怖の極みに陥って、縋るように彼に助けを求めた。
その体をきつく抱き締めて、くちづける。激しい抽送を繰り返すと、あっという間に彼の限界が来た。
うろたえながらも快感には抗えず、蓮は唇を噛み締め、眉根を寄せて少女のなかにしとどに放出した。
その……―――――壮絶な悩ましさ。

( なん……―――――だ )

出したばかりのそれが少女の中で次の官能を貪ろうとしている気配を感じ、彼は激しくうろたえた。

( ばかな―――――)

慌てて体をひくと、脳の奥が痺れるような快感に囚われた。
体の下で少女がひとみを情欲に潤ませて、喘ぎながら蓮を追った。…おそらくは、無意識に。
涙を流すそのかおの、幼いいたいけさ。

「 あっ 」

蓮は少女にとらわれて、彼らしくない官能のあえぎをもらした。
彼の欲望は萎えることなく硬度を増して自身を苛む。
彼もまた無意識に、乱暴に腰を蠢かせ、少女を貪った。

キョーコが背を反らせて蓮にしがみつく。濡れたくちびるから、いやらしく舌が覗いた。

( いく――――― )

( う  あ――――― )

激しく収縮し、淫らに蠕動する。
キョーコのそこに男を根こそぎからめとられて、蓮はのけぞった。
搾り取られる…―――――。
次の瞬間、堪えきれずに彼はまたイッた。


…そして、理性の糸がぷつりと音を立てて切れた。


彼の目が、常のそれとは別な色を浮かべる。
うっとりと…―――――ただ快楽だけが彼と…―――――キョーコを支配しはじめた。
相手もなく、おのれもなく。ここが何処か、いまどういう状態なのか、すべてが思考の埒外にあり---。
ふたりはくちづけあい、舌を絡めて深く吸いあい、もつれるようにさまざまに相手を貪り、愉しんだ…。

「 れん…さん、れんさん…―――――いい、しんじゃう…―――――いや…、やあ… 」

獣のような交接。
キョーコは感極まって叫び、失神した。

蓮の中のかすかな物思いが、遠くから快感にのまれた自身を見つめる。

( なるほど…これが )

禁忌の持つ毒、背徳の証かと。
キョーコの母…あの売女が、俺の生贄とするために産んだ娘。
俺だけのために、俺に誂えて、俺のものとして生まれた娘。
気を失った少女の顎をとり、つくづくと覗き込む。―――――胸がふるえた。
幼い頃から彼が抱え込んできた、ヘドロのようなドス黒い物思いの全てを、この娘に。

蓮は、何度目かの放出を行った。 入れたまま出して…―――――まだ萎えない。
キョーコから溢れた蓮の精液が足下の草むらを汚して、生々しく淫らな匂いを撒き散らしていた。
快感は地獄のように苦しく、最悪に淫靡だった。
蓮の目にうっすらと涙が浮かぶ。そうすると彼はおどろくほど幼い貌になった。

体など、かさねる気はなかったものを。
ただ苦しめて、甚振ってやれればそれだけで。

はまった。掴まった。こんな―――――ものを知ってしまったら…―――――。
蓮の額に浮かんだ汗が、頬を伝って顎先に滴り、気を失った少女の唇にぽつりと落ちた。

( なしでは、いられない……… )

彼は殆ど苦悶の表情を浮かべ、壮絶に悩ましく腰を振った。
溺れるものがすがりつくように、少女にしがみつき、くちづけて…その中に。

何度目か、すでにわからないほどの いのちを放った。

00:08  |  兄妹モノ  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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